2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『「対話の時代」のはじまりー宗教・人権・部落問題』紹介(4)「兵庫民報」1997年3月30日

『「対話の時代」のはじまり―宗教・人権・部落問題』紹介(4) 「兵庫民報」1997年3月30日 兵庫部落問題研究所事務局長の鳥飼慶陽さんが「『対話の時代』のはじまり―宗教・人権・部落問題」を出版しました。自ら編集発行にあたっている同研究所ヒュ…

『「対話の時代」のじはじめりー宗教・人権・部落問題』批評(3)加藤西郷『親鸞と世界』1997年12月

『「対話の時代」のはじまり―宗教・人権・部落問題』批評(3) 『親鸞と世界』第10号、1997年12月 加藤西郷 あらためていま、本当の「開かれた対話」がもとめられ、期待されています。「対話」は、とうぜん「相互批判」が含まれます。お互いに「閉じた」関…

『「対話の時代」のはじまりー宗教・人権・部落問題』批評(2)加藤西郷『部落」1997年5月号

『「対話の時代」のはじまり―宗教・人権・部落問題』批評(2) 雑誌『部落』1997年5月号「本棚」 加藤 西郷 「宗教・人権・部落問題」を主題とする本書は次の四章で構成されている。 一、万人の事としての宗教 二、宗教は面白い 三、「人間の権利」つ…

『「対話の時代」のはじまり―宗教・人権・部落問題』紹介批評(1)中村悦也『アレテイア』1997年

『「対話の時代」のはじまり一宗教・人権・部落問題』批評(1) 『アレテイア』1997年No.18 「私の選んだ1冊」 日本基督教団洛東教会牧師 中村悦也 鳥飼氏にはこれまでに、『部落解放の基調―宗教と部落問題』(創言社)、『賀川豊彦と現代』(兵庫部落問題…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(17)萩原俊彦『部落」1988年7月号

『賀川豊彦と現代』紹介批評(17) 雑誌『部落』本棚 1988年7月号 テキスト化分 鳥飼 慶陽著 賀川豊彦と現代 萩原 俊彦 賀川豊彦生誕百年を記念する本年、全国数ヵ所で彼を顕彰する行事が行われている。その一環として映画「死線を越えて」も完成、東京…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(16)赤旗日曜版文化欄

『賀川豊彦と現代』紹介批評(16) 「赤旗」(日曜版)「文化欄」 テキスト化分 「宗教者は語る」 鳥飼慶陽さん(日本基督教団「番町出合いの家」牧師) ききて手 日隈威徳さん(日本共産党中央委宗教委員会責任者) 部落問題は歴史的、科学的にみることが…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(15)緒方彰「クリスチャン・ジャーナル」昭和63年8月

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(15) 「クリスチャン・ジャーナル」(昭和63年8月) テキスト化分 「賀川豊彦と現代」書評 緒方彰 この度畏友、鳥飼慶陽氏が「賀川豊彦と現代」を出版された。予て、賀川豊彦と部落問題との係わりについて、明らかにし…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(14)黒川みどり「歴史研究」1989年3月

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(14) 「歴史研究」(1989年3月) テキスト化分 〈史料・文献紹介〉 鳥飼慶陽『賀川豊彦と現代』 神戸部落問題研究所,1988年5月刊,A5判,204頁,1800円 賀川豊彦生誕百年にあたる1988年は,賀川を描いた映画が作られ…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(12)北川鉄夫「国民融合通信」1988年7月号

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(12) 「国民融合通信」(1988年7月号) テキスト化分 賀川豊彦の生誕百年 −鳥飼慶陽の「賀川豊彦と現代」 北 川 鉄 夫 今年は、賀川豊彦(一八八八〜一九六〇)の生誕百年にあたります。そんなことから、さまざまな…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(13)前田武「解放の道」1988年

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(13) 前田 武「解放の道」(1988年) テキスト化分 宗教界の部落問題タブーを破った 「賀川豊彦と現代」を読んで 前田 武(兵庫県連書記長) 兵庫部落問題研究所の事務局長である鳥飼慶陽さんの著書「賀川豊彦と現代」…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(11)落合重信『歴史と神戸』1988.Aug

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(11) テキスト化分 『歴史と神戸』第149号(1988年.Aug) 賀川豊彦と現代 烏飼慶陽 B6判 204頁 昭63・5 落合重信 賀川豊彦生誕百年が来る。ちょうど時宜を得た著書である。労働運動史上の再評価について…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(10)鈴木良「赤旗(読書欄)」1988年6月14日

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(10) 「赤旗」(1988年6月14日)「読書」欄 テキスト化分 鳥飼慶陽著『賀川豊彦と現代』 事実に立ち歴史的に 鈴木 良(立命館大学教授) 本年は、賀川豊彦が生まれてからちょうど百年になる。そのため映画なども作…

『賀川豊彦と現代』紹介批評テキスト化分(9)木村京太郎『月刊部落問題』1988年9月号

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(9) 「月刊部落問題」(1988年9月号) テキスト化分 賀川豊彦のことなど 木村京太郎さんに聴く きき手・鳥飼慶陽(当研究所事務局長) -1988年5月28日-(於・部落問題研究所) 京都の高野橋の近くにある部落問題研究所で…

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌テキスト化分(8)鈴木良「月刊部落問題」1988年9月号

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(8) 「月刊部落問題」(1988年9月号) テキスト化分 賀川豊彦と水平運動 ――鳥飼慶陽『賀川豊彦と現代』によせて 鈴 木 良 鳥飼慶陽氏のこの新著を、私は一気に読み、そして深く考えさせられた。賀川の生き方と思想を歴…

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌テキスト化分(7)土山牧羔「大阪民主新報」1988年8月27日・30日

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(7) 「大阪民主新報」(1988年8月27日・30日) テキスト化分 『賀川豊彦と現代』を読んで 土山牧羔 (上) キリスト教社会主義者として、無私の愛に生きぬく 欧米でも高い評価数々の実績を残す 「賀川豊彦と現代…

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌テキスト化分(6)那須靖雄『部落問題(調査と研究)』1988年12月)

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(6) 岡山部落問題調査研究所『部落問題(調査と研究)』 第77号(1988年12月) テキスト化分 「賀川豊彦と現代」を読んで 那 須 靖 雄 鳥飼慶陽さんの頭書の著書を読み、心から感激しました。神戸茸合新川の話でし…

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌テキスト化分(5)布川弘(『日本史研究』)

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(5) 布川弘『日本史研究』第322号(1989年6月) テキスト化分 鳥飼慶陽著 「賀川豊彦と現代」 本書は、表題の如く社会運動家として国際的評価を与えられている賀川豊彦の生涯とその現代に継承されるべき思想・運動…

『賀川豊彦と現代』紹介・批評紙誌テキスト化分(4)「毎日新聞」1988年7月14日「人」欄

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(4) 毎日新聞「人」欄(1988年7月14日) テキスト化分 「賀川豊彦と現代」を出版した牧師 鳥飼 慶陽(とりがい けいよう)さん 鳥取県の農家生まれ。39年、同志社大学院神学研究科修了。ゴムエ員五年間などを経、現在…

『賀川豊彦と現代』紹介・批評紙誌テキスト化分(3)共同通信社配信1988年7月10日)

『賀川豊彦と現代』紹介批評紙誌(3) 共同通信社「人」欄全国の地方紙配信 (1988年7月10日) 「日本海新聞」(1988年7月10日)「人」欄 社会運動家賀川豊彦の評伝を出版した牧師 鳥飼慶陽(とりがいけいよう)さん 明治末期に救援・伝道活…

『賀川豊彦と現代』紹介・批評紙誌テキスト化分(2)「神戸新聞」1988年7月5日)

『賀川豊彦と現代』紹介紙誌 テキスト化分(2) 「神戸新聞」1988年7月5日 この記事は、取材をいただかないで掲載されたもので驚きましたが、前回取り出した雑誌『雪』に取り上げていただいた神戸新聞編集委員・有井基さんが、この記事をお書きいただ…

『賀川豊彦と現代』紹介・批評紙誌テキスト化分(1)『雪』1988年7月号

賀川豊彦と現代』紹介・批評紙誌(1) テキスト化分 『雪』1988年7月号 ふるさとの出版物 有 井 基(神戸新聞編集委員) さて、今年は賀川豊彦生誕一〇〇年に当たる。明治二十一年七月十日、神戸市兵庫区島上町一〇八番地で生まれた豊彦の近現代史に記…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第22回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第22回・未テキスト化分 あとがき 「はしがき」でもふれましたように、21歳の賀川豊彦が神戸の「葺合新川」で新しい生活を開始してから、早くも100年を迎えようとしています。2009年12月24日が「賀川豊彦献…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第21回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第21回・見テキスト化分 第五章 いのち輝いてー神戸からの報告 結びにかえて 「どんなときにも人生には意味がある」 予定の時間が迫ってしまいました。残念ながら、資料の説明だけになります。 ひとつの資料は、1997…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第20回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第20回・未テキスト化分 第五章 いのち輝いてー神戸からの報告 (前回の続き) 第四節 阪神淡路大震災から10年 ところで時間も少なくなりましたが、丁度10年前に起きたあの「阪神淡路大震災」の経験をお話してみたい…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第19回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第19回・未テキスト化分 第五章 いのち輝いてー神戸からの報告 (前回の続き) 第三節 詩人・丸岡忠雄(1929〜1985)没後20年 さて、昔の話が続いてどうかと思いますが、もうひとつの柱である10年前の大震災…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第18回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第18回・未テキスト化分 第五章 いのち輝いてー神戸からの報告 (前回の続き) 第二節 結婚と部落差別 このドキュメンタリーが放映されたあと、その年に「同和対策特別措置法」が10年の時限立法のかたちで成立・施行さ…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第17回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第17回・未テキスト化分 第五章 い の ち 輝 い て―神戸からの報告 はじめに 第40回目の大きな節目の記念すべき研究大会にお招きいただき、大変光栄に存じます。 会長の片西登先生や事務局の森茂夫先生には、事前の打…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第16回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第16回・未テキスト化分 第二章 部落問題の解決と賀川豊彦 (前回の続き) 結びにかえて 最後に、賀川豊彦の最晩年の忘れることのできないエピソードのひとつを添えて、図らずも長くなった「神戸からの報告」の結びとし…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第15回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第15回・未テキスト化分 第二章 部落問題の解決と賀川豊彦 (前回の続き) 付記1 小説『死線を越えて』の「削除」措置について 周知のとおり小説『死線を越えて』は、三部作のうち中巻を除く上・下巻において、不当な検…

「賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて」(第14回)(未テキスト化分)

賀川豊彦の贈りものーいのち輝いて 第13回・未テキスト化分 第二章 部落問題の解決と賀川豊彦 (前回の続き) 第三節 賀川豊彦の部落問題認識 これまで「部落問題の解決と賀川豊彦」の主題のもとに、賀川が神戸の「被差別部落」にあって、地域の人々の生活…