2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「人としてのしあわせ」(中)(1992年、兵庫県大屋町人権週間講演)

宮崎潤二さんの作品「ホテルの勤務員:ペテルブルグにて」 こういう記録は分割しないで一括掲載がいいのですが、昨日は急用で中断してしまいました。そして今回も途中で終わり、明日に続くことになってしまいました。悪しからず。 実はこういうドキュメント…

「人としてのしあわせ」(上)(1992年、兵庫県大屋町人権週間講演)

宮崎潤二さんの作品「ハバロフスク・自然博物館」 今回も古いものですが、当時「兵庫県養父郡大屋町教育委員会」の招きで、1992年12月8日の夜、町民センターでお話したものが残っていましたので、記録として収めて置きます。 この夕べのことは記憶に…

「同和問題と宗教」(下)(1990年、世界聖典刊行協会刊『宗教の今と未来』所収)

宮崎潤二さんの作品「ニュージーランド・オークランド商店街」 同和問題と宗教(下) (前回の続き)

「同和問題と宗教」(上)(1990年、世界聖典刊行協会刊『宗教の今と未来』所収)

宮崎潤二さんの作品「ニュージーランド・クライストチャーチ市」 今回から上下2回に分けて掲載するものは、岩崎允胤・佐木秋夫編『宗教の今と未来』という書物が1990年12月1日に世界聖典刊行協会より出版され、その中の一部分となった「同和問題と宗…

「杉之原寿一先生の人と業績への回想」(下)(雑誌『人権と部落問題』2010年2月特別号への寄稿)

宮崎潤二さんの作品「雨上がりのイギリス人移民開拓記念館:ニュージーランド・クライストチャーチ市にて」 杉之原寿一先生の人と業績への回想(下) 雑誌『人権と部落問題』2010年2月特別号に寄稿 鳥 飼 慶 陽 (前回のつづき) 「部落問題著作集」第Ⅱ…

「杉之原壽一先生の人と業績への回想」(上)(雑誌『人権と部落問題』2010年2月特別号への寄稿)

宮崎潤二さんの作品「ニュージーランド:ウエリントン国会議事堂・蜂の巣堂とも呼ばれている」 このブログで昨年(2011年)7月19日、掲載誌『人権と部落問題』(2010年2月特別号)のスキャンをUPいたしましたが、これの草稿が残っていますので…

「いのち輝いて―神戸からの報告」(第4回・最終回)(平成17年、人権教育研究京丹後市大会)

宮崎潤二さんの作品「ニュージーランド・クライストチャーチ空港にて」 い の ち 輝 い て(第4回・最終回) 神戸からの報告 第40回京丹後市人権教育研究会夏季大会 2005年8月19日 峰山総合福祉センター (前回のつづき) 第四節 阪神淡路大震災か…

「いのち輝いてー神戸からの報告」(第3回)(平成17年、人権教育研究京丹後市大会)

宮崎潤二さんの作品「ペトロパプロフスク要塞:ピョートル大帝が1703年に北からの防衛のために35年の歳月をかけて造った要塞だが、その能力を発揮せず、金色の小塔を持つペトロパプロフスク寺院がある。」 い の ち 輝 い て(第3回) 神戸からの報告…

「いのち輝いてー神戸からの報告」(第2回)(平成17年、人権教育研究京丹後市大会)

宮崎順二さんの作品「ペトロパプロスクの要塞:この要塞は政治犯を収容する牢獄として使われたA・ウイリヤノフ(レーニンの兄)はこの門から連れだされ再び帰らぬ人となった」 * * いのち輝いて(第2回) 神戸からの報告 平成17年8月19日 峰山総合…

「いのち輝いて―神戸からの報告」(第1回)(平成17年、人権教育研究京丹後市大会)

宮崎潤二さんの作品「エルミタージュ美術館」 * * いのち輝いて(第1回) 神戸からの報告 平成17年8月19日 人権教育研究京丹後市大会 はじめに 第40回目の大きな節目の記念すべき研究大会にお招きいただき、大変光栄に存じます。 会長の片西登先生…

「部落問題との出合いー神戸からの個人的報告」(第6回・最終回)(1995年、野洲キリスト教会)

宮崎潤二さんの作品「自由歩道でアコーデオンを弾く男・モスクワにて」 * * 部落問題との出合い(第6回・最終回) 神戸からの個人的報告 1995年 野洲キリスト教会 6 キリスト教と現代(在家キリスト教) さて、ここで少し「番町出合いの家」のことを…

「部落問題との出合いー神戸からの個人的報告」(第5回)(1995年、野洲キリスト教会)

宮崎潤二さんの作品「昔ながらの路上散髪屋さん・北京故宮外濠のほとりにて」 * * 部落問題との出合い(第5回) 神戸からの個人的報告 1995年 野洲キリスト教会 (前回の続き) 正直に申し上げて、部落問題がこんなに早く、解決の方向に進むとは予想…

「部落問題との出合い―神戸からの個人的報告」(第4回)(1995年、野洲キリスト教会)

宮崎潤二さんのスケッチ「琉璃廠(りゅりちゃん)18世紀頃文人たちが集まった。屋根のかたちに特徴を持つ街並み。書画骨董・文房の専門店。北京にて」 * * 部落問題との出合い(第4回) 神戸からの個人的報告 1995年 野洲キリスト教会 (前回の続き…

「部落問題との出合いー神戸からの個人的報告」(第3回)(1995年、野洲キリスト教会)

宮崎潤二さんのスケッチ「北京・故宮の外壕」 * * 部落問題との出合い(第3回) 神戸からの個人的報告 1995年 野洲キリスト教会 (前回の続き) 4 新しい出発=「番町出合いの家」の誕生! 私たちにとって、1968年(昭和43年)春からの生活が…

「部落問題との出合いー神戸からの個人的報告」(第2回)(1995年、野洲キリスト教会)

宮崎潤二さんのスケッチ「北京の八大名勝のひとつ:盧溝橋・北京市の玄関口」 部落問題との出合い(第2回) 神戸からの個人的報告 1995年 野洲キリスト教会 (前回の続き) 3 神戸に出て―神戸イエス団教会(賀川記念館)での経験 辞任の意志を固めて赴…

「部落問題との出合いー神戸からの個人的報告」(第1回)(1995年、野洲キリスト教会)

宮崎潤二さんのスケッチ「神戸市北区僧尾・晩秋の頃」 今回から掲載するものは、1995年11月29日、滋賀県にある「野洲キリスト教会」の研修会が開催され、求めに応えて標記のような題で、自由にお話をさせて頂いた折りの記録です。 明日はまた「1・…

「宗教と部落問題ーキリスト者として」(下)(1994年、名古屋・人権問題研究所)

宮崎潤二さんの1978年4月の作品です。 * * 宗教と部落問題ーキリスト者として(下) (前回の続き) 2 部落解放運動との出合い ところで、初めに申し上げたような経緯があって、1968年3月から現在の長田区の番町地域に移り住んで、新しい生活を始め…

「宗教と部落問題ーキリスト者として」(上)(1994年、名古屋・人権問題研究所)

今回掲載する講演記録「宗教と部落問題ーキリスト者として」は、1994年9月27日に、名古屋にある「人権問題研究所」の主催によるもので、当研究所の『会報』第28号に掲載されたものです。 これも当時の記録としてUPして置きます。まず、今回は前半…

「私の部落問題入門ー「出会い」のなかで学んできたこと」(下)(1992年、西播研究集会)

宮崎潤二さんのスケッチ「神戸市北区僧尾:木枯らし吹く里」 早速、前回の後半です。 * * 私の部落問題入門(下) 「出会い」のなかで学んできたこと 1992年12月6日 西播研究集会 (前回のつづき) 2 「発見」の喜びの溢れとして 本来の解放運動のお宝は…

「私の部落問題入門ー「出会い」の中で学んできたこと」(上)(1992年、西播研究集会)

今回収めるものは、1992年の記録ですから、もう20年も昔のお話です。私にとって、部落問題との日常的な関わりは1960年代の終わり頃からのことですから、このとき既に個人的な小さな経験を「昔話」のような語り口で話しているようです。 ま、これも…

「現代の危機と革命神学」(下)(1977年1月、『世界政経』)

早速、後半部分を掲載します。 * * 現代の危機と革命神学(下) (前回の続き)

「現代の危機と革命神学」(上)(1977年1月、『世界政経』)

これも宮崎さんのスケッチで「神戸市北区僧尾の母屋と板垣の蔵」です。 * * 勇ましい題のついたこのレポートは大昔のものです。当時『世界政経』という総合雑誌があり、このとき「新しい価値創造と歴史意識」という特集を組むということで編集部からの寄稿…

「結婚と部落差別ー「地区外結婚事例調査」を終えて」(1976年6月、『国民融合通信』第25号)

宮崎潤二さんの上の作品は「神戸市北区僧尾の民家:夏近づく頃」。 * * 今回出てきた小稿は、まったく忘れていたものですが、1976年6月15日付けの『国民融合通信』第25号に寄せたものです。 ここにも触れているように、この調査結果をもとにして…

「部落解放論の基調を問うー全国水平社「創立宣言」の批判的検討」(1978年、『鄙語』第6号)

上の宮崎潤二さんのスケッチは「神戸市北区僧尾:夏終わりぬ」。 1978年10月に発行した「悪童会」の同人誌『鄙語』第6号に寄稿したもので、これは「九州大学新聞」に掲載され、私にとって最初の単著となった『部落解放の基調ー宗教と部落問題』に収め…

「同和問題とわたしたち」(第2回)(1978年、神戸女学院中高部)

この宮崎潤二さんのスケッチは「兵庫県氷上郡春日町山田の里」です。 前回のつづきで、後半を全部UPいたします。 * * 同和問題とわたしたち(第2回) 1978年 神戸女学院中高部 (前回のつづき)

「同和問題とわたしたち」(第1回)(1978年、神戸女学院中高部)

このスケッチは、宮崎潤二さんの作品です。「神戸市北区僧尾:秋の夕暮れ」 若き日より歩みをともにしてきたお方で、長く月刊雑誌を発行していたあいだも、連載ものの挿絵や得意のマンガなどもいただいて、読者の好評を得ていました。 現在もお元気でご活躍…

「銭考ー高田渡さんのこと」(1976年、『鄙語』第3号)

若き日、1970年代から「悪童会」という名前の付いた不思議な集まりが生まれて、食べて飲んで語り合って、時折同人誌『鄙語』など作って、楽しんでおりました。 これはその第3号で「お金」を特集しております。その現物が今も残っていて、その中に1枚の…

「部落解放運動とキリスト者」(下)(1974年6月号、『福音と世界』)

早速、前回の続きです。 * * 部落解放運動とキリスト者(下)

「部落解放運動とキリスト者」(上)(1974年6月号、『福音と世界』)

1974年6月号の『福音と世界』誌で「解放とは何か」という特集が組まれた時の小稿です。これは後に<「連帯」の吟味>と改題して『部落解放の基調―宗教と部落問題』に収めました。 * *

「部落解放理論とは何かー『解同』の解放理論『三つの命題』をめぐる一試論」(下)(1976年、『RADIX』第8号)

前回の後半です。 * * 部落解放理論とは何か(下) 「解同」の解放理論「三つの命題」をめぐる一試論 (前回のつづき)