「結婚と部落差別ー「地区外結婚事例調査」を終えて」(1976年6月、『国民融合通信』第25号)


宮崎潤二さんの上の作品は「神戸市北区僧尾の民家:夏近づく頃」。


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今回出てきた小稿は、まったく忘れていたものですが、1976年6月15日付けの『国民融合通信』第25号に寄せたものです。


ここにも触れているように、この調査結果をもとにして、この後すぐに『私たちの結婚ー部落差別を乗り越えて』を編集して刊行しました。私にとっては初めての本づくりの経験でしたが、市民学習シリーズの第2冊目ということもあり、定価を600円という廉価にするために初版を1万部印刷するという冒険をいたしました。


「結婚と部落差別」という問題が当時はまだ残存していたときでしたので、長く読みつがれて増刷までされた作品でした。もちろん現在は絶版となっていますので、今回のブログでは、本書と関連するドキュメントは、ほとんど掲載済みとなっています。関心のあるかたは、覗いていただくことが可能です。



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