2011-01-01から1年間の記事一覧

「宗教の基礎ー部落解放論と関わって」(第4回)(1988年、『部落問題論究』第8号)

早速、第4回目の最終回を掲載します。 * * 宗教の基礎(第4回) 部落解放論と関わって (前回のつづき)

「宗教の基礎ー部落解放論と関わって」(第3回)(1988年、『部落問題論究』第8号)

早速今回も、前回の続きを掲載いたします。 * * 次回は、この頁より掲載します。

「宗教の基礎ー部落解放論と関わって」(第2回)(1988年、『部落問題論究』第8号)

早速、第2回を掲載します。 次回はこの頁より掲載します。

「宗教の基礎ー部落解放論と関わって」(第1回)(1988年、『部落問題論究』第8号)

今回から数回に分けて掲載する論文は、日本の宗教界が「宗教と部落問題」を巡って混迷を極める中、研究者や解放運動関係者がこの問題に関して活発な論議が交わされていました。 そんな中で、私自身の基礎視座を率直に開陳することのできた重要な論文のひとつ…

「宗教と部落問題ー実りある”対話・交流活動”のために」(1984年、「月刊部落問題」)

これは1984年の小稿ですが、この頃の宗教界は「部落問題フィーバー」などといわれる現象で混沌とする状態が継続している中での1本です。 * *

「書評:杉尾敏明著『部落解放と民主教育ー現代同和教育論』(「阪南大学産業経済研究所報」NO17、1987年)

1987年に阪南大学産業経済研究所の「研究所報」NO17に書評依頼を受けた『部落解放と民主教育ー現代同和教育論』の著者・杉尾敏明さんは、1974年春に「神戸部落問題研究所」の創設の時以来の友人のひとりです。 1980年代に杉尾さんが暫く米国…

「新しい時代を迎えるー神戸における小さな経験から」(第5回・最終回)(高砂高校、1999年11月12日)

今回の第5回目で最終回です。 * * 新しい時代を迎える(第5回・最終回) 神戸における小さな経験から 高砂高校 1999年11月12日 (前回のつづき) ☆☆☆☆☆ 私たちが一番うれしかったことは、私たちのような「流れ者」が、地域の中で、何のわだかま…

「新しい時代を迎えるー神戸における小さな経験から」(第4回)(高砂高校、1999年11月12日)

今回もすぐに前回のつづき(第4回)を掲載します。 * * 新しい時代を迎える(第4回) 神戸における小さな経験から 高砂高校 1999年11月12日 (前回のつづき) ☆☆☆☆ 先程、私は、はじめゴム工場で働き始めたことを話しました。 私自身は、ずっと…

「新しい時代を迎えるー神戸における小さな経験から」(第3回)(高砂高校、1999年11月12日)

今回も早速、前回の続きとして第3回目を掲載します。 * * 新しい時代を迎える(第3回) 神戸における小さな経験から 高砂高校 1999年11月12日 (前回のつづき) ☆☆☆☆☆ はじめに申しましたように、部落差別はいま、多くの方々の努力で、基本的に…

「新しい時代を迎えるー神戸における小さな経験から」(第2回)(高砂高校、1999年11月12日)

早速、第2回をUPいたします。 * * 新しい時代を迎えて(第2回) 神戸における小さな経験から 高砂高校 1999年11月12日 (前回のつづき) へんな自己紹介になりました。 今日は、こんな高いところからですが、おもいがけず、皆さんにお会いでき…

「新しい時代を迎えるー神戸における小さな経験から」(第1回)(高砂高校、1999年11月12日)

今回から数回に分けて掲載するのは、1999年11月12日の兵庫県立高砂高校の2年生を前にお話をさせていただいた時の記録です。 広い講堂にたくさんの高校生たちが居並ぶなかでのお話でしたが、あの日のことは何故かいまも記憶のなかに蘇ってまいります…

「うつわの歌ーいのちの尊さ」(下)(関西学院中等部、1997年10月22日)

関西学院中等部の秋の宗教運動の折りに招かれてお話をした後半部分です。ここでは、現在多くの人々の注目を集める童謡詩人・金子みすずの詩をとりだしていますので、みすず復活の大きなお仕事をされた矢崎節夫さんの本と雑誌の表紙を収めて置きます。 * * …

「うつわの歌ーいのちの尊さ」(上)(関西学院中等部、1997年10月22日)

1997年秋、関西学院中等部の「宗教運動」の期間中、総合テーマ「いのちの尊さ」のもとで多彩な取り組みがすすめられ、10月22日に招かれて、生徒の皆さんに短いお話をする機会がありました。 このときの話は「うつわの歌ーいのちの尊さ」として、神谷…

「神戸の部落解放運動ー同和問題は何処まで解決されたか」(第4回・最終回)(1993年、神戸市立平野中学校)

分割掲載になり、きれぎれですが、今回の4回目で終わりになります。早速、UPいたします。 神戸の部落解放運動(第4回・最終回) 1993年 神戸市立平野中学校 3 神戸の解放運動の今後の課題 以上のような到達段階を踏まえて、現在どのような課題をに…

「神戸の部落解放運動ー同和問題は何処まで解決したか」(第3回)(1993年、神戸市立平野中学校)

神戸市内の中学の先生方に向けて語ったレポートですが、これは1993年で20年近くも過去のものです。 神戸の解放運動の全国への発信は、もっと早い段階から幾度も書物などで公表されてきていますが、より最新のものでは、2008年5月に「NPOまちづ…

「神戸の部落解放運動ー同和問題は何処まで解決したか」(第2回)(1993年、神戸市立平野中学校)

今回は第2回目です。神戸の場合、部落問題の解決という歴史を振り返りますと、いくらか我田引水かもしれませんが、運動も行政も教育も、ほんとうに独自な歩みを刻んできたことを、誇りに思えてまいります。 しかし、意外とそのことを精確に知る人は少ないよ…

「神戸の部落解放運動ー同和問題は何処まで解決したか」(第1回)(1993年、神戸市立平野中学校)

今回から数回に分けてUPするものも古いドキュメントです。1993年10月15日のお話ですから、もう20年近くも前の記録です。 神戸市立の平野中学の先生方も求めに応えて語ったもので、その2年後にあの阪神大震災が起こっています。 * * 神戸の部…

「宗教者と部落問題―在家牧師の神戸からの報告」(第10回・最終回)(同朋教学研修会、2000年8月)

今回の研修会の記録は、思いがけず長いものになりましたが、10回目の今回で最終回です。二日間にまたいで自由に話をさせていただいて、お聞きになる方は随分お疲れとおもいますが、お話する私の方は、なんとも心地よい二日間でした。ありがたい経験をさせ…

「宗教者と部落問題―在家牧師の神戸からの報告」(第9回)(同朋教学研修会、2000年8月)

* * 宗教者と部落問題(第9回) 在家牧師の神戸からの報告 同朋教学研修会 2000年8月 (前回のつづき) 「精神現象」と「物質現象」 ところで、《「閉じられた宗教の世界」に安住しない》ための、もう一つの知恵として、ここで指摘したいのは、これ…

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「宗教者と部落問題ー在家牧師の神戸からの報告」(第8回)(同朋教学研修会、2000年8月)

上に掲げた書物は、私の先輩で延原時行さんの新著です。今年8月に完成して、今神戸自立学校で、テキストにして学び合っています。 今回のところで、延原さんから学んだことに触れていますので、取り出して置きました。彼の著書や論文は、英語の多くの論文を…

「宗教者と部落問題ー在家牧師の神戸からの報告」(第7回)(同朋教学研修会、2000年8月)

今回の箇所に出てくるお二人、「鈴木大拙」と「金子みすず」を、はじめにあげさせていただきます。 鈴木大拙は、『鈴木大拙没後四十年記念展』(2006年)のために作られた記念誌の表紙(ここに収めるのは裏表紙)です。 金子みすずは、ずいぶん前に、み…

「宗教者と部落問題ー在家牧師の神戸からの報告」(第6回)(同朋教学研修会、2000年8月)

この「同朋教学研修会」の折りの写真なども頂いていたはずですが、手元に見つかりません。中心になってお世話を頂いたお方は、大の珈琲好きの方で、自前の美味しい珈琲の自信作を、何度もお送りいただいたりして、長く交わりをいただきました。 * * 宗教者…

「宗教者と部落問題ー在家牧師の神戸からの報告」(第5回)(同朋教学研修会、2000年8月)

早速、続きをUPいたします。 * * 宗教者と部落問題(第5回) 在家牧師の神戸からの報告 2000年8月 (前回のつづき) そこで、明日の課題に関連させて、これからの課題に少し触れておきます。 c 「旧い部落問題」と「新しい部落問題」 いま「部落…

「宗教者と部落問題―在家牧師の神戸からの報告」(第4回)(同朋教学研修会、2000年8月)

この不十分な講演記録は、わざわざご覧いただくには気がひけます。 しかし、私にとって、この時の二日間の、僧職の方々との交流のときは、忘れがたいものでした。記録は、一方的なお話の記録ですので、どうにもなりませんが、・・・。 ともかく、第4回目を…

「宗教者と部落問題ー在家牧師の神戸からの報告」(第3回)(同朋教学研修会、2000年8月)

今回のところで触れている東京12チャンネル製作の「ドキュメンタリー青春」のシナリオ表紙をUPしてから、第3回に移ります。 * * 宗教者と部落問題(第3回) 在家牧師の神戸からの報告 (前回につづく) 「一在家牧師」について (「在家」から「出家…

「宗教者と部落問題ー在家牧師の神戸からの報告」(第2回)(同朋教学研修会、2000年8月)

早速、前回のつづきを収めます。 宗教者と部落問題(第2回) 在家牧師の神戸からの報告 a 部落問題との出合い 私はいまちょうど60歳です。先ほど申しましたように鳥取県の関金町という田舎の小さな温泉町で、高校卒業まで過ごしました。 ところで、今日で…

「宗教者と部落問題ー在家牧師の神戸からの報告」(第1回)(同朋教学研修会、2000年8月)

今回から数回に分けてUPするのは、2000年8月22日〜23日の2日間、九州の浄土真宗の僧侶のあ方々の「同朋教学研修会」での講演の記録です。 僧職の方々との交流は古くからあるのですが、2日間にわたって共に時を過ごして学びあうのは珍しく、私に…

岩田健三郎『いのちが震えた』(「震災から5年:震災と美術ー1・17から生まれたもの」兵庫県立近代美術館、2000年1月〜3月)

兵庫県立近代美術館は、震災から5年を経て、2005年1月15日より3月20日まで、「震災と美術ー1.17から生まれたもの」の企画展を開催し、その中に、岩田健三郎さんの絵本『いのちが震えた』も選んでくださいました。 ここでは、カタログの表紙と…

「神われらと共に在すー阪神大震災での経験」(『思想のひろば』第5号、1995年5月)

阪神大震災を経験したすぐあとに、『思想のひろば』に短く寄稿したものもありましたので、これも記録として収めて置きます。