第3次東日本大震災被災者仮設自治会訪問―第4回

2013年9月8日早朝、自動車で神戸を出発した時は雨で、道中ずっと雨模様でしたが、夜には雨も上がり、二日目の仙台の朝は雲一つない日和となり、仙台駅近くの東急インを8時前に石巻にむけてGO.

前回メモしたように、予定より早く到着したので、石ノ森章太郎のふるさとにつくられた「石ノ森漫画館」あたりをぶらりぶらり・・。

こうして約束の時間、午前10前に「石巻仮設住宅自治連合推進会」の事務所のある「石巻市社会福祉協議会」の会館(明友館)に着き、石巻仮設住宅の現況と御苦労の様子を聴きました。



市内には134もの仮設団地があって、7000戸あまり約16000人ほどもの人たちが生活しておられるようです。現在組織されている仮設団地自治会は41団地、4000世帯ほどとか。

会長の山崎信哉さんと事務局長の内海徹さんが主にお話し下さいましたが、建設された仮設の不統一の問題や刻々と変わる入居者の実態と要望の把握の難しさなどをふまえて、国や県そして石巻市との積極的な連携のあり方の模索が続いていることを、わたしたちの神戸の経験と交換しながら確かめ合いました。



席上、完成したばかりの上に収めた4頁たての印刷物や「いしのまき自治連だより」「仮設住宅団地役員アンケート調査」など拝見いたしました。





なお、ここの「推進会」のホームページ<世界に届け! 被災地からの声>がUPされており、被災地の「動画」など<被災地ギャラリー>、前記パンフレットや「住民アンケート」なども閲読可能です。また、会長の山崎さんの講演記録「3年目に被災地で求められること、外部支援との協働の可能性」もPDFで閲読できます。


懇談の後、神戸で託されていた支援金を些少ながら手渡し、山崎会長が自治会長を担っておられる「仮設大橋団地」(ここは550戸ほど約1000人が居住している石巻市内最大の仮設団地)に案内してもらい、集会所なども視察して、お昼前まで懇談させていただきました。





韓国からの贈り物も置かれていました。



最後に、仮設の風景を少々。





以上で、次の視察先「亘理町仮設住宅ふれあいの会」へと向かいました。