岩田健三郎さんの絵本『いのちが震えた』紹介(6)京都新聞1995年7月12日


岩田健三郎さんの絵本『いのちが震えた』紹介(6)


   京都新聞・1995年7月12日



       「いのちが震えた」が温かい支援に感謝
        27日 京でチャリティーコンサート


       仲間ら企画、協力  古谷充さんら出演


 阪祁大震災に遭った神戸市の牧師らと京都の仲間が協力して、支援感謝のチャリティーコンサート「いのちが震えた」(同実行委主催)を二十七日午後六時半から、京都市左京区の京都教育文化センターで開く。


 コンサートのタイトルは、姫路市の版画家・岩田健三郎さんが私信として隣いた被災地のスケッチをまとめた絵本「いのちが震えた」からとった。神戸市長田区で教会「番町出合いの家」を主宰する牧師烏飼慶陽さんがこの絵に感動、このほど自費で絵本として出版した。


 絵には「わしやもうあかんかと思た」など親しみやすい関西弁が添えられている。


 鳥飼さんか所属する全国部落解放ん堂連合会がこれを知リ、同連合会の夏期講座が京都で開かれるのを機に支援感謝の意味を込めてコンサートを企画した。


 コンサートにはテレビなどで活躍するサックス奏者の古谷充さん、詩人ひらのりょうこさん、神戸市職員でつくる「兵渾のうたごえ」など出演。


 絵本のイラスト上映と朗読も予定されている。協力鐘三千円。収益は被災者支援に寄付される。問い合わせは京都音楽センター。075(822)3433へ。


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 この日のために、特別に分厚い「進行台本」も作られ、記事にあるように、サックス奏者の古谷 充さんやシンガーソングライターの梅原司平さんなどの出演もあって、あの大震災のあと、大いに慰められた想い出深いコンサートでした。


 集会の前日にはKBSラジオのスタジオで、なにやら話をさせられたりして・・・。