今回もはじめに、藤原昭三先生の墨絵を掲載させていただきます。
5回に分けて掲載してきたこのノートも、今回が最終回です。
ここで何とか、このことに関する基本認識の一応の見通しをつけることができたので、次回から連載を始める予定の『私たちの結婚―部落差別を乗り越えて』という、あまり類を見なかった「部落差別に関わる結婚家庭の聞き取り」(20組の聞き取りを行い、そのうちの13組を紹介した)も、またその編著の「序文」とした「結婚と部落差別」という小論も、恐らく上手くはいかなかったことでしょう。
では、本稿の最終回を収めます。