部落問題の対話的解決のすすめーキリスト教在家牧師の小さな模索(雑誌『部落』2000年6月号所収)(下)

今回もはじめに、藤原昭三先生の描かれたスケッチを1枚、掲載させていただきます。




前回の続きで「部落問題の対話的解決のすすめーキリスト教在家牧師の小さな模索」の後半部分ー「4 『対話の時代のはじまり』以後」「5 対話による解決のすすめ」を収めます。終わりの「5」のところで、堀田善衛の好著『航西日記』(1978年、筑摩書房)からの引用をしています。

堀田さんは1998年、80歳の生涯を閉じられましたが、何がきっかけだったのか思い出せませんが、古くからその作品に親しんできました。ひとつは、私自身がずっとモグラ暮らしをしていて、堀田さんのような国際的な広い視座を求めていたのだと思われます。彼の著作はほとんど手元にあって、私のコレクションのお宝の一つですが、これからもじっくりと読み直して見たい作家のひとりです。





それでは、本文を掲載いたします。どうもスキャンが下手で、傾きがあって、読みにくいですが、悪しからず。なかなか慣れて行きません。