「人間の尊厳性(人権)」とその「享有」について(『月刊・部落問題』1994年12月号掲載)

阪神淡路大震災の直前、1994年12月号(『月刊・部落問題』)で「人権思想の復権をめざして」の特集を組んだ。(社)兵庫部落問題研究所の裏方で、この雑誌の編集をしていて、自分の原稿を収めることは控えていたが、このときは「部落問題から人権問題へ」大きくシフト替えの進め、「人権とは何か」を学際的に検討する研究会を積み重ね、この草稿もその中のひとつである。

この問題意識をもって、避難先で書き下ろしたブックレットが、本ブログ冒頭に掲げたものであった。
まず記念に、この時の雑誌の表紙を入れて置く。このころの表紙絵を寄せて頂いていたのは、藤原昭三先生で、著名な神戸の画家です。先生には、研究所の出版物の顔となった「市民学習シリーズ」や「ヒューマン・ブックレット」の表紙装丁など、気安くお助け頂いた。

いつもの拙い論攷ですが、収めてみます。