第3次東日本大震災被災者仮設住宅自治会訪問ー第10回(最終回)

2013年9月8日早朝神戸を出発し、12時間余りのドライブでその夜仙台に到着、翌朝から石巻の一か所と茨城県南部の亘理町の2か所、三日目(10日)は仙台市内の仮設自治会を3か所をめぐる少々ハードなスケジュールでしたが、所期の目的を果たし余禄いっぱいの経験をさせていただきました。今回は個人的な訪問記録の第10回目、最終回となります。公式のレポートは既述のとおり森元さん手でHPや雑誌、そして機関誌などで公開されていきます。

そしてすでに訪問先の仮設に居住しておられる皆さんから、被災者の今の状況やご意見が、はがきや書簡で届けられ、9月20日現在20通を越えています。この訪問記にはご紹介できませんが、これらのはがきと書簡に籠めれれているひとりひとりの「ことば」が、かけがえのない重みをもって、わたしたちに伝わってまいります。公式の報告書には、いただいた「ことば」たちがメインの座を占めることになるはずですので、しばらくお待ち願います。


さて、最終回となる今回は、仙台市太白区の「あすと長町仮設住宅」を後に、再び東北自動車道を南下、国見ICを過ぎて、磐越自動車道阿武隈高原を通って「福島県いわき市」へ。(まず途中の景色など数枚収めます)









当初の予定では、福島県いわき市仮設住宅にも訪問させていただくはずでしたが、到着が遅れて日没となり、お宿の東急インへ。そして今回の旅の最後の夜、4人でJRいわき駅(昨日の震度5強の地震で被害の出た映像が流れたあの場所)近くのお店に入り、ささやかな食事(もちろん割り勘ということですよ)。ここでも旬の秋刀魚の刺身!!と福島の地酒ーーおすすめの「写楽」「奈良萬」[泉川]・・・−−の美酒に、なぜかそこでは映画好きの面々、市村崑監督作品「破戒」(1962年)の市川雷蔵長門浩之・船越英二藤村志保・三国廉太郎・・・あいにく僕だけがこの名作を観ておらず蚊帳の外・・・。大いに盛り上がって・・・お宿でぐっすり・・。


11日も少し早起きして、いわき市内をぶらりぶらり・・・。






散歩を終えて軽い朝食、大震災から2年半を迎えた日の新聞をゆっくりと・・・。






さて、朝8時前、神戸に向かって復路のスタート。まずは最新のカーナビをセット。常磐自動車道へ。日立・水戸を過ぎて「守谷SA」で小休憩。




復路は往路と同じく新潟経由のコースを考えていましたが、カーナビのお勧めのままに、東京のど真ん中を走ることになり、あの東京・スカイツリーを目の前にして・・・車窓で東京タワーも・・・・。東名高速に入って「海老名SA」で昼食・






御殿場・箱根・伊豆をこえて「富士川SC」で一服。





こうして焼津・浜松…を過ぎて「養老SA」まで。






いやはや、復路も12時間余り、意義深く忘れがたい4日間でした。おそらくこういう経験は、わたしには二度とないことでしょう。この企画を準備万端整えて、往き帰りの自動車の運転をしてもらった森元さんと内海さんには、大変な御苦労をおかけしました。ドライブをしながらの途切れることのないおしゃべりも、何とも不思議な和みの時でした。ありがたい4日間、ありがとうございました。神戸に到着まえの様子をパチリ。